フリーエンジニア視点からのSEという職業考察

技術を極めようとする人が冷遇される?日本のソフトウェア産業

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フリーエンジニアが語る今の日本のソフトウェア産業

欧米と違い、日本のプログラマの地位は低いと言われています。「IT土方」とまで比喩される日本のプログラマについて、問題点をまとめてみました。

フリーエンジニアが語る今の日本のソフトウェア産業

日本の風潮

日本では昔から、どの業種においても、「出世すること」に重きを置いてきたといえます。出世しないということは、家族からも周りからも、「仕事のできない人」と捉えられてしまうと考えてしまう人が多いのではないでしょうか。また、日本企業の体質として、出世して役職がついていかないと給与なども上がらないという傾向があります。IT企業において、プログラマは、エンジニアとして入社した新人が行う仕事であるという状況が多く、いつまでもプログラマでいると、成長していない、または、出世していないと社内外から見られてしまうことが多いようです。このような状況もあってか、日本では、ずっとプログラマでいるということに抵抗を感じる人が少なくないようです。
一方、欧米では、50代や60代になっても、プログラマであることに誇りをもって、堂々とその技術を突き詰めるエンジニアを多いと聞きます。このような差が、日本のソフトウェア産業が世界から遅れをとっている原因ではないかと思います。日本にも、誰もが尊敬するような専門職や技術職は存在しています。プログラマもそれらと同じように世間が思えるようになることが重要ではないでしょうか。

日本のIT企業の体質

IT企業において、技術力は企業の重要な柱であるはずです。技術力とはつまり、技術者です。
しかし、特に大規模な企業ほど、その技術力に対する考え方が変わってきているように感じられます。技術力を武器に大きくなった企業でも、その技術力を維持し、さらに高めていくには、相当のコストが必要になります。バブル崩壊以降、長く続いている不景気によって、企業のコスト削減が徹底されるようになり、本来企業の生命線であるはずの技術を外部に委託するような状況になってきました。このように、技術について軽視したきた結果、日本ではまっすぐに技術を追求するような企業も減り、もともとお家芸だったはずの「ものづくり」のレベルが下がり、本当に技術をもった職人が減ってしまってきているように感じます。誰からも尊敬されるような技術を持っていたり、技術を磨いていこうと努力するようなことが無い限り、プログラマはただの作業者にも成り下がってしまいます。プログラマやSEといったエンジニアも、常に自分のスキル向上に努力し、世界的に通じる技術力を身につけることを日々追求してもらいたいと思います。

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