フリーエンジニア視点からのSEという職業考察

SEでの市場価値を高めるには営業?

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フリーエンジニアが語るSEという仕事の市場価値

高度なスキルを持つ専門職でありながら、世の中からは仕事内容すらなかなか理解してもらえないSEという職業。SEの市場価値を高めるために、何が必要なのかを考えてみました。

フリーエンジニアが語るSEという仕事の市場価値

IT技術に対する認識とSEの相対的価値

そもそも市場価値とはなんでしょうか。価値のはかるには、様々な見方があります。例えば、SEと医師を比較した場合、どちらにより価値があるか。これは相対的価値をはかるひとつの見方です。価値観は、人によって違います。相対的価値においては、民主主義的な得票数によって、価値の高低が決まります。先ほどの例でいうと、医師の方が価値があると答えた人が、SEよりも多ければ、医師の方がSEよりも価値のある仕事だ。ということになります。
近年、IT化は進み、世の中のほとんどのことがシステム化され、IT技術で稼働しています。どんなにITに疎い人でも、知らず知らずのうちにIT技術に支えられて生活をしているのです。それゆえ、ITシステムが少しでも止まるようなことがあれば、世の中に混乱をまねき、最悪インフラの停止など国民の生活全般に影響を与えるような事態となります。まずそのこと自体があまり認識されていません。さらに、そのITシステムを支えているのが、SEであるということは、ほとんど認識されていないことでしょう。今のこのIT時代だからこそ、SEという仕事が正しく認識され、その価値を正当に評価されるべきなのです。

報酬から見る絶対的価値

前述の相対的価値の他に、絶対的価値という見方もあります。数値などで表される価値で、ここでいう絶対的価値は金額(報酬額)ということになります。
具体的にいうと、医師とSEで給与などの報酬額がどちらが高いかという話になります。これは、市場における需要と供給のバランスによっても左右されることです。医師は、人間が存在している以上需要がある仕事です。人口が右肩上がりに増えると仮定すれば、需要は高まるばかりです。
それに伴い、医師の数が増えていけばバランスがとれますが、医師の数が増えなければバランスが崩れ、医師の報酬額はさらに上がっていくことになります。
SEにおきかえると、ITはここ数十年で急激に成長している市場です。それにともなうSEの数は足りていないのが現状です。それであれば、理論的にはSEの報酬額は上がっていくはずなのですが、どうもそう簡単にはいかないようです。

なぜSEの市場価値があがらないのか

実際、今の日本ではSEの数が足りていないのは事実です。そのため、企業は、スキルや知識がまだ足りていない人材をも、無理やりSEに仕立て上げるという無茶もしてきました。いわゆる、にわかSEです。医師とは違い、SEは免許も資格も必要ないため、そのようなことは簡単に、かつ頻繁に起こっています。つまり、全てのSEが、SEとしてのスキルと知識を持っているとは限らないという実態を企業がつくりあげているということです。いくら需要と供給のバランスが崩れたとはいえ、十分な能力がなければ価値は上がらないでしょう。ここに、この問題の本質があると思います。 SEは、自分の市場価値を高めていく努力をし、にわかSEとは違うということを示さなければなりません。そうすることで、必ずや自分の価値を高めることができるでしょう。
SEが、技術的なスキルや知識を持っていることは当たり前のことです。さらに価値を高めるには他人とは違うスキルを身につける必要があります。それは、営業力であり、提案力です。営業力いっても、単にものを売る力とは少し違います。営業や技術者との間にたって、クライアントにとって適切な提案をする力こそ、SEとして価値を高めて生き残っていくためのスキルです。

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